ダルちゃん
今年も新井賞が発表されましたね。
コミックナタリーにまとめられていたので、「新井賞?」「ダルちゃん?」という方はこちらをご覧くださいな。
もともとダルちゃんは、資生堂のウェブサイトで公開されていて、「おおー資生堂が攻めてる!」と思ったのも懐かしや、2017年10月〜スタートということでもう1年以上も前だったのですな。
毎週楽しみにしていたんですが、いつの間にか更新されなくなって、私もダルちゃんの存在を忘れかけていた時、本屋さんで見つけて「え!」と思っていたら、なんと新井賞。こりゃ読まずにいられませんわなw
書店で手にとって、こんなに成長しちゃっているダルちゃんを読んでウルウル。その場ではすごい感動してがんばろ! ってなりましたが、そんな私もすでにダルちゃんに戻っています(笑)。
ダラダラ=ダメ
っていう風潮がありますが、私はダラダラできるうちにしとくべきって思っちゃうんですよね。
「働きマン」以降、働く女性はかっこいいというラベルを貼られちゃってて、もちろん稼げる力のある女性はスンバラシイし、子育てして働いて完璧で非の打ち所ありません! ってのもいいんだけど、いやいやみんながそこ目指さなくてもいいじゃん。と思うわけですよ。
人生に正解なんてないのに、まるでバリキャリが正解で、ダルちゃんが間違いみたいになっているんだけど、違うと思うのよね〜。
90年代、みんながアムラーだった時代を生きてきた女子たちにとっては、目指すべき「誰かになる」のが正解だった。
00年代、女子も社会に進出するようになってお局がどうこう言われて、女のキャリアは「主婦」or「仕事」の二択でどちらかを「選ぶ」のが正解だった。
10年代、震災があって「生き方」を考えるようになって「自分らしく生きる」ことが正解に。
人生は自由なはずなのに、正解が決まっているこの世界で生きていくのは本当辛いよねぇ。
20年代、女性はどんな正解を求めて生きていくんだろう。
そんなことを思いながら、ダルちゃんを読んでみてくださいな。元気になりますが、それとともにちょっとおセンチな気持ちになれますぞ(笑)。