「明日こそ更新するから!」映画・読書のキロク

つるたちかこa.k.a.間違い大臣の鑑賞キロクです。やる気はあるのに、なかなか更新できません。

ミッドナイト・イン・パリ

 ミッドナイト・イン・パリ(字幕版)

 

3回ほど見て「わぁ〜めっちゃいいじゃん!」とふに落ちた映画が、こちら『ミッドナイト・イン・パリ』。昨日ご紹介した『ナイト・ゲーム』に出演しているレイチェル・マクアダムスも出てます(これがまたね、いやぁ〜な役なんだけどかわいいから憎めないのよw)。

監督は、もう大大大好きなウディ・アレン。好き過ぎて、これまでに『アニーホール』は7回ほど見ていますが、今のところまだまだ飽きることなく、毎回みるたびに新たな感動があって、多分死ぬまで見続ける映画だと思います。

 

今回ご紹介する『ミッドナイト・イン・パリ』は、正直一回じゃ魅力が伝わらない映画なので、その辺をご紹介できればと思っておりまする〜

 

あらすじ

アニー・ホール」「それでも恋するバルセロナ」のウッディ・アレン監督・脚本によるラブコメディ。ハリウッドで売れっ子の脚本家ギルは、婚約者イネズと彼女の両親とともにパリに遊びに来ていた。パリの魔力に魅了され、小説を書くためにパリへの引越しを決意するギルだったが、イネズは無関心。2人の心は離ればなれになり……。キャストはギルにオーウェン・ウィルソン、イネズにレイチェル・マクアダムスのほか、マリオン・コティヤール、仏大統領夫人としても知られるイタリア出身の歌手カーラ・ブルーニら豪華スターが顔をそろえる。第84回アカデミー賞では、アレン自身3度目となる脚本賞を受賞した。

映画.comより引用(https://eiga.com/movie/88715/

 

予告編


映画『ミッドナイト・イン・パリ』予告編

 

「昔は良かったなぁ〜」といつまでも回顧していると、どうなる?

ストーリーは、パリに憧れる作家のオーウェン・ウィルソンが、婚約者とともに憧れのパリにくるのだけど、なんだかパッとしない。夜、街をフラフラと歩いていると、ちょっと古い車がやってきて大好きだった1920年代のパリ黄金時代にタイムスリップしちゃう! というコメディ。ちょっとSFチックなラブロマンスで、誰もが思う「あったらいいな〜」を実現してくれちゃう映画になっています。

ヘミングウェイやらピカソやらダリやらもう有名人のオンパレードだから、これらを知らない人は「ん?」と思ってしまうし、タイムスリップのことを「そんな馬鹿なー」とか「ありえないわ!」と思ってしまう人にはちょっと辛いかも(笑)。

 

あとこの『ミッドナイト・イン・パリ』には、「小ネタ」が満載なので、

1回目:まずは流れを見る

2回目:1回目で「誰?」って思った人を調べたり、登場人物の歴史を調べたり、レビューを読んだ知識を踏まえて見る

3回目:落ち着いて、お話に没頭する

という見方をするとめちゃくちゃ楽しめます(笑)。まあ、そこまでして見なくていいよと言う人は、ある程度レビューとか読んでからでも十分かもw

あまり大きなネタバレっていうのもないので、レビューを見て「は?」と思われるよりかは、主人公が話す言葉とか、オープニングから一気に気持ちを持っていかれる素敵なパリの風景とか、そういうところに注目して楽しんでもらいたいなーと思うのです。

私も最初にみた時は、ラストになんだか納得できなくて「なんで?」と思ってしまったのですが、2回目で「そりゃそうなるわな!」と思って、3回目で「良かった良かった♪」と思えました。(こんなにウディ・アレン作品で印象が変わるのは珍しいのですがw)

 

パリの世界観がかっこいいというのはもちろんあるのですが、自分だったらどの時代にタイムスリップして、どんな人と話をして恋をしたいか考えるのも楽しいです。

「あぁ〜8時だよ全員集合を見ている時代に生まれたかった!」とか「スターウォーズをリアルタイムで見たかった〜」とか「日本語ラップ創設期に立ち会いたいなぁ」とか普段『あの頃は良かったんだろうなー』と言っていることが、夜の新宿あたりを歩いていると古ぼけたタクシーが迎えにきて、タイムスリップしちゃう! とか最高じゃないですか?

 

映画のラストでちょっとネタバレになっちゃいますけど、こんなセリフが出てきます。

Gil: Adriana, if you stay here though, and this becomes your present then pretty soon you'll start imagining another time was really your... You know, was really the golden time. Yeah, that's what the present is. It's a little unsatisfying because life's a little unsatisfying.

 引用元:https://www.eiga-square.jp/title/midnight_in_paris/quotes/17

 

簡単に訳すと、「いつの時代も前の時代に憧れて、「今」には不満を感じるものなんだよ。人生ってもんは退屈なんだよ」というセリフ。

ついつい言葉に出してしまう「昔は良かったなぁ〜」ですが、昔の人もさらに昔をいいと思っていたし、平成は昭和に憧れ、昭和は大正に憧れ、みんな過去に憧れを持っていたんだよなぁ〜と。

つまり、退屈だなーと思っている「今」も振り返ってみれば、最高だったなと思われる時代もくるということ! そう感じると、もっと今を大切に楽しく生きたいと思うようにはなりませんか?

当たり前だけど大切なことをウディ・アレンにまた教えてもらったような気持ちになりました。

 

まだ見たことのない人はぜひ3回見て、楽しんでくださいね!笑

 

配信サイト

ミッドナイト・イン・パリ(字幕版)

ミッドナイト・イン・パリ(字幕版)

  • 発売日: 2016/05/18
  • メディア: Prime Video