凶悪

ぶっこむぞー！

と言うことで、劇場で観たかった凶悪やっと見れました。

死刑判決で上告中の瀧さんが、週刊誌記者の山田孝之に記事にしてもらうため真実を語り、真犯人のリリーさんに辿り着く…という登場人物は多くなくとてもシンプルな話なのですが、なんだこの物足りなさは！！！

周りが絶賛してる人が多かったから、かなり期待してしまっていたのも悪かったのですが、もっと凶悪さがあるかと思っていました。この3人は誰も凶悪って感じがないし、迫り来る怖さみたいなのも正直物足りないかな…

アウトレイジみたいにドンパチする悪さではないし、精神を追いやられるような悪さでもない。難しいんだけど、もう少し『悪さ』や『怖さ』、『恐ろしさ』が散りばめられてても良かったのかな？と思いました。

以下、ネタバレあります。

評価:2.9点

感想

・山田孝之がこの事件に対して熱意を持ち始めたのかのキッカケがすごく薄い気がする。元々別の事件を追ってた中で、上司からとりあえず瀧さん所に行ってきてと言われたものからなんでこんなに熱中したのかナゾ…

・瀧さんって、リリーさんに指示されて人殺ししていたと言うより、楽しんでやってた気がする。生き埋めにしたじいさん、電気屋のじいさん、焼却炉で燃やしたおじさんを最後に殺したのはリリーさんだったけど、煽ってたし、分前ももらってたんだから、凶悪感があんまりなかったんだよね。線香はあげてたけど、あれだけじゃ足りない気がした。

・リリーさんは本当怖かった（笑）ポスターの笑みそのもの…‼︎怒らせたらマズイ人になりきっててすごかったし、電気屋のじいさんを殺すのなんか『過去に誰か殺してました？』ってくらいイキイキしてたよ！

・人肉を切ってるところ、きもちわりー！！！！

・地味に認知症役だった女優さんがすごいうまかったと思う。目が死んでる感じとか、嫁殴るシーンとかリアルで怖かった。悪意ない怖さだったわ〜

・物語のオチは納得いかないなぁ…山田孝之が傷付くだけで終わり？バットエンドな事は間違いないんだけど、凶悪って言うくらいなら、さらにどうしようもない感じの方が良かったんじゃないかな？中途半端だった気がするね！

・演出があまり好きじゃなかった。何回か出てくるスロー場面。スローにする意味あるのかな…あと、最後に面会室に残された山田孝之からどんどん引きになるところ…あれは、コメディでしょ〜

以上！

もう少し、がんばって欲しかったような気がするけど、みなさんの演技はリアルな部分が多くてニタニタしました。

事実を元にした映画をもっとみたいな〜どこまで本当かわからないけど、自分の身近な所で、同じ国でこんな事件が起こるんだと思うとドキドキだよー！

劇場で観たかった人は新作のうちに見るのがオススメです＼(^o^)／

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