漫才ギャング - 「明日こそ更新するから！」映画・読書のキロク

ええええーい！

つまらねーい！

これから見る方は、130分真剣に観る！というよりも、えええー！とかここであの曲使うとかマジかwww ぷぷぷー！とか、自分がつっこみになったつもりで見ると楽しめると思います。

私は原作読んでないし、そもそも品川が好きじゃないからこんな気持ちなのかもしれないけど、お笑いが心底好きで自分なりのお笑い哲学を持ってる人は見ると後悔するかも…（笑）

ストーリーは、相方から解散を告げられたトビオくん（29歳）と、風俗店で働きながら毎晩ケンカしまくっている龍平くん（21歳）が留置所で出会い漫才コンビとして突っ走るが、色々邪魔が入りながらも成長する青春ムービーです。

そもそもだけど、年齢離れすぎじゃない？コンビってさ、そんな感じで組めちゃうの？

テレビ番組好きな龍平くんと、いかにも劇場の舞台が好きそうなトビオくんとでは、まずお笑いのセンスあわないよね？全くお笑いなんかに興味ないけど、トビオくんと出会って眠っていた才能が開花する！とかじゃないんだ…とガッカリな気持ちもありました（笑）

あと、品川監督ってwwwみたいに思ってる人はぜひタマフル聞いて見て下さい。

以下、ネタバレあります。

評価:1.2点

感想

・とにかく全ての演出がダサい…留置所のシーン、頭で考えてたところを白黒にするの20回くらいやられると「はいはい、わかったから…」ってなってしまうのです。ガッ！っとおしゃれに寄るのとか、ゲロ吐くシーンもスローにしたりするんだけど、「いやいや…さっぶ！」と思ってしまう。なんだろう、ウケるよねー笑うよねーって狙ってるのが腹立つ（笑）見るなって話よねwすみません！

・成宮くんの先輩芸人役って日村だよね？中途半端だし、ウタマルさん曰くあれは品川本人らしいじゃないですか。バカにしてる感じがするのよねぇ…

・芸人の話なのに、俳優が芸人役、芸人が脇役ってどうなの？ちゃんと芸人がやった方が面白かったと思うけどね。

・松本人志のいきなりダイヤモンドと似てるーって言うけど、多分知らないんじゃないかな？知ってたらあんなダサい演出しなかったと思う。トビオくんの心情を白黒にして、話すってベタ過ぎるし、リアルな世界と心情とか変わる瞬間の編集が甘くて微妙なズレが出るところ何回もあってイライラしました。

・神は細部に宿ると言いますが、本当にその通りだなぁと思う映画だった。「まっこんなもんでいいっしょ！」感が伝わってきてどういう順番で撮影したかわからないけど、熱が伝わってこないのが残念でした。素人にもそんな気持ちにさせるんだから、演じていた俳優さんは納得してたのかな？？

・千鳥の大悟はすごい好きでした！演技というか存在感があって、一瞬芸人だっけ！？と思うくらい役にハマってたと思います。それこそクローズとか出たらいいのにね（笑）

・とにかく疑問でいっぱいになる映画でした。素直に面白かった！と言えないのはなぜか考えてみたんだけど、「やっぱり品川作品好きになれないわ」と最初から嫌いなテンションで見てて、なんの裏切りもないところなのかな？と思います。「すまん！品川監督、面白いじゃん！」って思わせる要素が少ないのが、残念でした。

・漫才のストーリーなのに、オチがないってどういう事！？せめてちゃんと落としてから終わらせて欲しかった。

以上！

まとめると…

私は品川監督が嫌いだと思いつつも、もしかしたら、面白いかもと少しの希望をもって最後まで鑑賞しました。

でも、なんの裏切りも発見もなく、見てる私が悪いのかな？とすら思っちゃうくらいでした（笑）

自信のある作品ならもっと細部にこだわって欲しいし、嫌いな人すらも好きにさせる要素があってもいいのかな？と思いました。