フィルス
マカヴォーーーイ！！！！♡♡
X-MENでプロフェッサーXの若いときを演じていたジェームズマカヴォイさんが主演のコメディ？映画。
2013年のしたまちコメディ映画祭で公開されていたようですが、正直この映画狂ってます！！！！！！！
予告編ではドラック漬けのバカ警官がいろんな事件に巻き込まれるようなドタバタコメディ映画なんだろうな〜と思っていたのですが、全然違った！！
まじ狂いしてしまっているマカヴォイさんが、ドツボにハマって抜け出せなくなり、どんどん泥沼化して、人間としてどん底まで落ちて行くお話です。
R18だし、「セックス＆ドラッグふぉーーーー！みたいな映画でしょ？」とのんきに構えていると大やけどしますのでご用心を。
以下、ネタバレもあります。この映画はネタバレせずに見た方が楽しめるので、まだ見ていない方は予告編までで止めておくことをオススメします！
評価：3.7点
感想
・マカヴォイになら騙されたっていい！と思えるくらい、超色男でございました。プロフェッサーのイケてる感じは一切なく（笑）かわいそうなくらいのクソ野郎っぷりが最高でした。大好きな俳優さんでございます！
・しょっぱなで日本人学生が殺害されて、ビックリ！海外の映画でナチュラルな日本語を聞けるのはちょっと嬉しいわね☆
・最初はなんでこんな狂っているのか"原因"がわからなかったからいまいち乗りにくかったんだけど、原因がわかった上で見たら泣いてしまうかもしれないくらいマカヴォイがかわいそうだった。。幼い頃、自分が原因で弟が死亡→警察官になる→結婚して娘が出来る→出世しようと頑張る→嫁に逃げられる→精神がおかしくなる→ドラッグ中毒＆セックスやり放題＆人を騙し放題＆酒飲みまくり＆変態→幻想が見え始める→女装までしてしまう→降格→自殺って全然報われなくてかわいそうすぎるよぉ！！！
・最近の危険ドラッグ（旧・脱法ハーブ）事件と関連させてみちゃいました。こんなん「ダメ、絶対」だね（笑）
・奥さんへの依存というか執着がすごいんだね。好き過ぎて女装するのは、「あの花」の男の子を思い出しちゃったw
・なんだかんだで友だちになってくれたエディマーサンってこういう役、本当お似合い！「ワールズエンド」でもいい味出していたし、個性的で好きな俳優さんでございます〜２人で旅行にいって、マカヴォイにお酒の中に薬入れられて踊り狂うところなんかも良かった！
・マカヴォイも狂っていることはわかっているし、続けていてもどうにもならないし、奥さんは戻ってこないことなんてわかっているのに、どうしても求めてしまうあの感じ、超人間らしい。私が、「よし！明日はちょっと早起きして朝ご飯ちゃんと食べて早めに会社に行ってイキイキ働くわよ！」って思って寝ても、朝目覚ましがなると「また憂鬱な一日が始まる・・」って思う、暗い気持ちの繰り返しと全く同じだと思った（笑）
・男性陣のアレをコピー機でとって、誰のか当てるゲームってすごいよね（笑）残念だったのはモザイクがかかっていたこと。。笑 あれ、劇場だったらちゃんとモザイクなしで放映されたのかな？見たかったなぁ〜（変態かしら！？）なんか映画でモザイクかかるとかなんか萎えちゃうよね〜気持ち盛り上がってるのに「あっ見えないんだ〜チッ！」って思った私がいました（笑）
・最後はあのマフラーで笑顔で死んで行くなんて、狂いに狂った彼の最後くらいは綺麗に死にたいっていう気持ちだったのかな。。。「ワゲっ！！」ってなったから死んだのか死んでないのかよくわからなかったけど、未亡人の奥さんと子供が「いないね〜」なんて言いながら去って行く影をみつつ死んで行くのかな・・と妄想しておりました。あのエンディングの豚さんのアニメでHAPPY感にあふれている世界へ無理矢理持って行くけど、すごいかわいそうな男の話だった。
以上！
これは、男性が見た方が楽しめる映画だな〜と思いました。
女が見ても、マカヴォイの心の奥まで共感することができないんじゃないかな？と。やっぱり男には男の悩みがあるだろうし、それを異性である女が理解できるわけもなく（笑）そういう意味で、テイストは好きだけど、女の人が「最高！」って言いにくい映画だな〜と感じています。
もう「あぁ〜私が男だったらもっとこの映画楽しめたのに」ってちょっと悔しささえあるくらいです（笑）
