もらとりあむタマ子
わかるよ〜わかる。
何もせずに一日がどんどんすぎて行くあの感じ。29歳になる私ですら、未だモラトリアムだなぁと思う日々です。(笑えない)
大学卒業して、実家で寝て、起きて、食べて、漫画読んで、ゲームして、昼寝して、食べて、寝る。そんな毎日を過ごすタマ子をみて、「あ、私だ…」と思う人は多いんだろうな〜と思いました。
私は仕事してるよ、一応(笑)でも、寝て、起きて、だりーって思いながら仕事して、牛丼食べて、映画みて、寝る。一緒なんですよね…たまに飲んだり、遊んだりするけど、全然満たされないし、もの足りないなら行動すりゃいいのにしない。それが私だと諦めて、誰かにお尻を叩かれるのを待ってる、ダメ人間ですよw
そんなダメ人間が見ると少しは救われる、タマ子を応援したくなるそんな映画でした!
予告編でも使われている星野源さんの楽曲がとても良いので、聞いてピン!ときたら、是非見てみてください〜時間も短いので、休みの日に起きて、何もすることがない午後に観るのがオススメっす。
以下、ネタバレあります。
評価:3.1点
感想
・前田敦子さん正直、嫌いだったんですが好きになりました。今までのイメージは、ワガママで自分勝手で、カワイイって自覚してて、努力とかしなくて、同性からは嫌味言われるような感じなんだろうな〜とか思ってたけど、「おや?嘘つけなそうないい子だな…」と見ているうちに親近感(どんだけ上から!?w)。AKB嫌いな人でもタマ子なら楽しめます。演技がうまいとかじゃなく、存在が好き!みたいな不思議な感じです。
・逆にAKBのあっちゃんが好きな人がみたらどんな感想をもつか気になりました。
・お父さんと娘という設定がいい!父親が娘の就職祝いにと買ってきた時計。嬉しいけど、いらないあの感じ。わかる!!!私も初めて生理になった時、父が喜んで鯛を一匹買ってきて「食べなさい(^ ^)」とニコニコしていたのを思い出しました(笑)
・写真屋の息子が最高!彼女と歩いてるのとか可愛過ぎです。
・父親もいい味だしてる!!朝起こしてあげる無骨な演技もたまりませんでした。
・働く方法で、普通に事務とか選ばないで、芸能界に矛先がいく感じ、すごいモラトリアム感があってよかった!
・田舎感がちょうどよかった。お盆にキラキラした同級生が胸張って帰省してくる感じとか、親戚と仲良しな感じ、公民館のカルチャーセンター感がいい雰囲気でした。
・時間は短いんだけど、成長したり事件が起きたり見入るつくりじゃないので、だるくなります。仕方ないし、それがこの作品の味だと思うのですが…
以上!
私も早く自立しないとな〜でも、少なくとも今ではないのだ。って感じー!(笑)